JR西、新快速や関空快速に防犯カメラ完備へ 23年度末までに

鈴木智之
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 相次ぐ列車内での事件を受け、JR西日本は20日、京阪神を走る新快速と、大阪と関西空港和歌山を結ぶ関空・紀州路快速の全車両(計約1200両)に2023年度末までに防犯カメラを付けると発表した。長谷川一明社長は同日の会見で「安心してご利用いただく観点から、計画を急きょ練り直した」と話した。

 JR西でこれまで防犯カメラがあったのは、山陽・北陸新幹線の8割超と関空特急「はるか」の新型車両。一般車両では試験的な導入がわずかにあるだけだった。今後は停車駅が少ない列車で優先的に整備を進め、23年度末時点で京阪神で運用している約3千両の半数に設置したいという。特急では関西と北陸を結ぶサンダーバードなど約7割に導入する。今後、新たに車両をつくる際は京阪神以外の路線用も含めて基本的に防犯カメラを付けていくという。

 関西では大阪メトロ京阪電鉄が車両内に防犯カメラを導入している。

 斉藤鉄夫・国土交通相は今月、新型車両には防犯カメラの設置を義務づける方向で検討する意向を表明している。(鈴木智之)