「この出会いがなければ、ナウシカは…」 アニメージュの歩みたどる

富岡万葉
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 スタジオジブリが始まるきっかけとなった月刊誌「アニメージュ」(徳間書店)は、いかにしてアニメと共に歩んだのか。200点以上の資料でたどる展覧会が、大阪市北区の阪急うめだ本店で開かれている。

 「アニメージュとジブリ展」は、本誌が日本初の商業アニメ雑誌として誕生した1978年当時から80年代を回顧する。

 79年に放送が始まったテレビアニメ「機動戦士ガンダム」のエリアでは、本誌が富野由悠季監督ら制作陣を繰り返し特集していたことがわかる。

 三鷹の森ジブリ美術館のシニアアドバイザー高橋望さんは、ガンダムブームとアニメージュによってアニメファンと作り手が互いを認識し、その後の商機が生まれたと解説。「徳間書店は、こういう時代だから映画を作ろうと考えた。この出会いがなければ、『風の谷のナウシカ』は生まれなかったと宮崎(駿)さんも言っていた」と話した。

 後半は、スタジオジブリの原点に注目する。85年にスタジオの設立に携わった鈴木敏夫氏(現・代表取締役プロデューサー)は、アニメージュの編集時代に高畑勲宮崎駿両監督を見いだした。展示では「ナウシカ」の原作マンガの連載が82年に本誌で始まり、84年に映画になるまでを紹介。初公開のセル画や、キャラクターの等身大の衣装などを展示している。

 来年1月10日まで。1月1日休み。一般1500円など。(富岡万葉)