今年の創作熟語、「七菌八起」が最優秀作に 「中傷必罰」なども入選
住友生命保険は21日、今年の世相を表す「創作四字熟語」の最優秀作品に、「七菌八起(ななころなやおき)」を選んだと発表した。転んでも立ち上がる「七転八起」をもじったもので、「リバウンドがあってもコロナウイルスに負けずに起き上がろう」との意味が込められているという。
企画は今年で32回目。全国から2万4086作品の応募があり、歌人の俵万智さんが審査した。
優秀作品には、大学入学共通テストが初めて行われたことを表す「大学新(ニュー)試」(大学入試)▽真鍋淑郎さんのノーベル物理学賞受賞をたたえた「気象価値」(希少価値)▽ネット上の誹謗(ひぼう)中傷への厳罰化が検討されたことを受けた「中傷必罰」(信賞必罰)▽ヤングケアラーの問題を示す「幼老介護」(老老介護)など9作品が選ばれた。
この日は大阪市中央区の商業施設で発表会があり、同市の上宮高校書道パフォーマンス部の1年生9人が、最優秀作品を縦2・5メートル、横7メートルの紙に1文字ずつ書き上げた。泉真央さん(16)は「今年は高校に入っても行事が思い通りにいかないことがあった。来年もコロナが収まるとは限らないけど、元通りの生活になってほしい」と話した。(加茂謙吾)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら