女子学院、雙葉、大妻が要望書「社会的責任を」 名士からも反対の声

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編集委員・大鹿靖明
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現場へ! 再開発 都心「番町」で③

 大橋智子(さとこ)(67)は建築事務所を主宰する一方、歴史的建造物の保存や新国立競技場の建設見直しにかかわってきた。2018年6月、母校の女子学院がある東京都心の番町地区(千代田区)で、日本テレビが150メートルまでの超高層ビルなどを開発する計画を知った。まもなく「番町の町並みを守る会」という勉強会を始めた。

 町並み保全や都市工学の専門家を招いた勉強会を開くと、手応えがあった。参加者は初めは70人、やがて100人を超えた。「署名運動をやっては」「チラシもまいては」。そんな声があがった。

 番町地区は一番町から六番町まであり、古くからの住宅街だ。二番町にあるグロービス経営大学院学長の堀義人(59)は勉強会に顔を出して「住民が知らぬ間に進んでいる」と驚いた。道路が狭い住宅地で学校が多い文教地区。そこに超高層ビルはそぐわないと思った。「僕にできることがあるなら何でもやります」。大橋らと「守る会」の共同代表に就いた。

 一番町に越してきた元三菱商…

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    長島美紀
    (SDGsジャパン 理事)
    2022年1月5日8時54分 投稿
    【視点】

    「町の開発は「横」ではなく「縦」に考えがち」、と以前とある自治体の方に言われたことがあります。できるだけ高い建物を、と、縦に縦にと建物を建築した結果、街の景観は高層ビル群になった町は多くあります。高層化することで、格好良く見えますが、住民や