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駐イエメンのイラン大使が新型コロナで死亡 イエメン内戦に影響か

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ドバイ=伊藤喜之
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 内戦が続くイエメンに赴任していたイラン大使が21日、新型コロナウイルスで死亡した。治療のために帰国する際、対立するサウジアラビアが空域の通過を特別に許可したが、報われなかった。イラン側はサウジを念頭に「いくつかの国の協力が遅れたため、望ましい状態で帰国できなかった」などと批判している。

 イラン外務省によると、死亡したのはイエメンの首都サヌアに駐在していたハサン・イルル大使。数日前に感染が発覚し、空路でイラクを経由してイランに帰ることになった。

 6年続く内戦の影響で、イエメンの空域はサウジなどの有志連合が封鎖。国際便は国際機関などによる人道目的に限られている。

 そのため、サヌアを掌握している武装勢力フーシが敵対するサウジに対し、大使の帰国便の飛行を許可するようイラクやオマーンを介して交渉。サウジ側が特別に許可していた。大使は18日に出国できたが、帰国後に死亡。イラン外務省が21日、名指しを避けながらもサウジなどの対応を批判する展開となった。

 イエメン内戦は、サウジやバ…

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