岡山県知事「父は善意で応援してくれた」 多額の寄付受領疑いめぐり

中村建太、吉川喬
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 岡山県の伊原木隆太知事の後援会が政治資金規正法に抵触する可能性のある寄付を受けていた問題で、知事は21日、報道陣の取材に応じ、「事実確認をしてから近く改めて説明したい」と述べた。

 政治資金収支報告書によると、知事の政治団体「いばらぎ隆太後援会」は知事選があった昨年、「明住会」「丸住会」「明るく楽しい岡山をつくる会」「チェンジオカヤマ」「生き活き岡山」の5団体から、それぞれ150万円、計750万円の寄付を受けた。これらは知事の父で百貨店天満屋」元会長の一衛氏が、各政治団体に昨年寄付した額と同じ。同後援会は昨年、これ以外にも一衛氏から直接100万円の寄付を受けた。

 同後援会はこの他にも、一衛氏や一衛氏が寄付をした政治団体から2018年に計300万円、19年に計450万円の寄付もそれぞれ受けていた。また知事の別の政治団体「生き活き岡山」は、一衛氏や一衛氏が寄付した政治団体から、18年、19年にそれぞれ計600万円、計400万円の寄付を受けた。

 政治団体を介すなどして一衛氏から多額の寄付を受けた疑いが出ていることについて、知事は取材に「父は善意で応援してくれた」と説明。今回の件について後援会スタッフとは「全く問題ないと思っていたけれど、こんなことになってしまった」と話したと述べ、寄付の授受が法に触れる認識はなかったと説明した。

 一方で「色々な後援会を各地に作っている。具体的にそれぞれがどういう支出をしているかは、きちんと把握できていなかった」とも話し、資金管理ができていなかったとの認識を示した。知事は「事実確認をしてからご説明したい」と述べ、寄付の経緯や寄付金の今後の扱いを含め、数日以内に改めて説明の場を設けるとした。(中村建太、吉川喬)