読み終えた本を寄付をして、子どもの貧困対策の一助に――。野田聖子こども政策担当相が21日、古本を送ることで貧困状況にある子どもたちを支援する「こどものみらい古本募金」への協力を呼びかけた。
古本募金は、サイト経由で古本買い取り・販売の「バリューブックス」に古本を送ると、査定額が子ども食堂や学習支援団体などの貧困を抱える子どもたちを支える団体に寄付される仕組み。内閣府、文部科学省、厚生労働省などが進める「子供の未来応援国民運動」の一環として、5年前から実施されている。
取り組みの輪を広げようと、東京・霞が関の中央合同庁舎8号館には17日から27日まで、古本の回収箱が置かれている。野田氏は読み終えた本数冊をスタッフに渡しながら「ささやかなものでも積み重なれば、大きなものになっていく」と協力を呼びかけた。(宮田裕介)
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