全国高校バスケ 徳山商工、慶進、豊浦が挑む

前田健汰
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 第74回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ=日本バスケットボール協会主催、朝日新聞社など特別協力)が23日、東京都内で開幕する。山口からは男子が県予選で優勝した豊浦、全国出場枠が2枠ある女子は優勝した徳山商工、準優勝の慶進が出場する。(前田健汰)

 慶進は、3年連続10回目(宇部女子時代を含めると15回目)の出場。県予選ではシード校の誠英、下松相手に危なげない試合で勝利し、全国大会の切符をつかんだ。だが、決勝では今年6月の中国選手権大会を制した徳山商工に惜しくも敗れ優勝を逃した。新チーム発足後、勝ち切れていない悔しさをバネに全国大会に挑む。

 チームのエースは大脇晴選手(17)だ。177センチの身長に加えてスピードを兼ね備えており、県予選決勝戦でも46得点、14リバウンド、3アシストと躍動した。村谷勉コーチ(58)は「大脇が中心。だからこそ、ゴール下に入る大脇に(相手からの)対策を取られた時に、3ポイントラインの外からどれだけ点を取れるかが勝負の鍵」と見ている。大脇選手も「周りへのアシストをしつつ、チームを引っ張りたい。目標は1人で50点」と意気込みを語る。

 新型コロナウイルスの影響で、1年8カ月間、県外遠征がかなわなかった。今年1月の新人戦、5月のインターハイ予選ではともに準々決勝敗退で、思ったような結果を残せなかった。

 「このままじゃいけない」。尾崎真優(まひろ)新主将(18)ら現在の3年が発起して、チームのスローガン「一秒懸命」と、部員15人と村谷コーチの手形を押した旗をつくった。「チームの心を一つにしてくれる。つらい時も背中を押してくれる」と尾崎主将。村谷コーチも「モチベーションの維持が難しかった。いまの3年生はよくやってくれた」と目を細める。

 初戦の相手は徳島の県立富岡東。村谷コーチは「相手は試合巧者。しっかり研究して臨みたい」と話す。尾崎主将は「目標はベスト8。まずは目の前の1勝をつかみたい。チームでディフェンスして、守りから攻撃へ早い展開をつくる」と意気込む。絆の旗も会場でチームを後押しする。

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 豊浦は8年連続16回目の出場。県予選では持ち味の堅い守備でロースコアゲームに持ち込んで勝ち上がり、決勝を53―46の接戦で制した。登録選手15人中12人を下級生が占める若いチーム。山本赳勲(たけひろ)主将(17)は「味方同士でカバーできるチーム。ベスト4目指して、先輩たちと長く試合をしたい」と意気込んだ。

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 徳山商工は2年連続4回目の出場。6月の中国選手権大会でも優勝しており、好調を維持している。矢原百華主将(18)は「どこからでも点が取れて、勢いがつくと止められないチーム」と胸を張る。初戦の相手は準優勝4度の強豪明星学園(東京)だが、「自分たちより背の高い相手にもひるまず戦い、ベスト8を目指す」。