ガソリン価格165.1円 6週連続値下がりも7年ぶり高値続く

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 日本エネルギー経済研究所石油情報センターは22日、20日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)が1リットルあたり前週より0・8円低い165・1円だったと発表した。値下がりは6週連続だが約7年ぶりの高値水準が続く。

 灯油はタンク1個分の18リットルあたりで前週より10円低い1915円で、3週連続の値下がり。センターによると、石油元売り各社は23日以降の卸売価格を0・5円程度引き下げるが、これまでの上昇分を反映できていない店舗もあり、この先2週間はガソリンや灯油の価格は横ばいになるとみている。

 原油価格は、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」への懸念から一進一退している。指標となる「米国産WTI原油」の先物価格は20日に一時、1バレル=60ドル台中盤まで下がった。その後、再び上昇し、21日時点では70ドル台で推移している。

 米国や日本、インドなどの主な消費国は石油備蓄を放出し、原油価格の引き下げを狙う。中東やロシアなどの主要産油国でつくる「OPECプラス」は消費国の動きやオミクロン株の影響を警戒しており、1月4日に予定されている会合で現状の増産計画を維持するかが注目される。

 経済産業省はガソリンなどの価格上昇を抑えるため、石油元売り各社へ補助金を出す基金をつくった。ガソリンの平均価格が170円以上になれば、各社に1リットルあたり最大5円を支給する。灯油や軽油、重油も対象だ。発動された場合、毎週水曜日に支給単価を公表し、早ければ木曜日から小売価格が抑制される。