KDDI、 定額移動サービスを全国展開へ アプリで「ちょい乗り」

杉山歩
[PR]

 KDDIは22日、高速バス大手の「WILLER」(ウィラー、大阪市)と合弁会社をつくり、乗用車による定額制移動サービス「mobi」(モビ)の全国展開を進めると発表した。生活圏内の2キロ程度の移動が対象で、会員は月5千円で何度でも乗車できるという。

 この事業はWILLERがすでに東京都渋谷区名古屋市千種区京都府京丹後市で展開している。

 実際の運行はタクシー会社に委託。専用アプリを使い、対象エリア内で選択可能な乗車場所と降車場所を指定すると、専用車両が迎えに来る仕組み。ルートが近い人との相乗りが前提となる。月額5千円で何度でも利用でき、同居家族は1人500円で追加できる。時間指定の予約はできないが、10分ほどで乗車できるように車両を用意するという。KDDIの高橋誠社長は22日の記者会見で「新たな『ちょい乗り』サービスをお届けしたい」と話した。

 運転免許証を返納した高齢者の移動や子どもの送り迎えなど、幅広い利用を見込み、当面は全国約20地域での提供をめざす。KDDIが持つ人流データを生かして需要の見極めなども進めていく方針だ。(杉山歩)