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中絶の選択肢、いまだ手術しかない日本 根強い国際標準求める声

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神宮司実玲
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 人工妊娠中絶のための飲み薬が国内で初めて承認申請された。厚生労働省によると、2020年の国内の中絶件数は14万5340件。世界保健機関(WHO)は2012年に発表したガイドラインで安全で効果的な方法のひとつとして薬を推奨するが、いまの日本にその選択肢はない。

 中絶薬は1988年に世界で初めてフランスで認可された。WHOは現在、「必須医薬品」に指定している。

 だが、日本では手術しか選べない。胎児を包んだ胎囊(たいのう)などを子宮内から電動や手動で吸い出す「吸引法」、子宮内の胎囊などをスプーン状の器具で出す「掻爬(そうは)法」、この二つの併用が一般的だ。

 産むか産まないかなど、生殖…

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    小熊英二
    (歴史社会学者)
    2021年12月27日12時40分 投稿
    【提案】

    これは「生理の貧困」や「ジェンダー指数」と同程度に報じてよい人権問題。 歴史的に様々な利害が関わるなか、当事者の女性が取り残されてきた領域である。 日本が立ち遅れた国際的動向や、最新の国内政治なども絡む。 ぜひ、継続的な深