鹿児島クレーン事件、傷害などの罪で責任者を起訴 傷害致死見送り

仙崎信一
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 橋の補修工事現場で作業員がクレーンでつり上げられるなどの暴行を受けていた事件で、鹿児島地検は22日、現場責任者だった会社員山下昌司容疑者(43)=鹿児島県鹿屋市、別の暴行罪で起訴=を傷害、暴行、強要の罪で起訴した。山下容疑者は作業員を川で死なせたとする傷害致死の疑いで送検されていた。

 起訴状などによると、山下容疑者は10月6日午前11時半ごろ、鹿児島県薩摩川内市の資材置き場で、会社員の小森一郎さん(当時50)=同県曽於市=をトラックのクレーンでつり上げて振り回したとされる。さらに同日午後3時~3時半ごろには川内川の川岸で、「僕は見てなかったなあ」「(川に)入らないの」などと泳ぐよう強要し、小森さんを作業着のまま川に入らせて泳がせたなどとされる。小森さんは川底に沈み、死亡した。

 傷害致死罪での立件見送りについて、地検は「公判で明らかにしたい」としている。(仙崎信一)