医師・中村哲さんの言葉と活動、カレンダーに ペシャワール会が製作

佐々木亮
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 アフガニスタンで医療や灌漑(かんがい)、農業支援に取り組むNGO「ペシャワール会」が2022年版のカレンダー「人 水 命」を製作した。現地の活動や人々の暮らしを写した写真を使い、会の現地代表で2019年12月に凶弾に倒れた医師中村哲さんの言葉を添えている。

 2月の写真には、にぎわう市場で果物を売る露天商が笑顔で写り、中村さんの言葉が重なる。

 《平和とは観念ではなく、実態である。》

 中村さんは用水路建設で自ら重機を運転し、工事の先頭に立った。7月の写真は、重機の修理をする中村さんの姿をとらえ、こんな言葉を紹介する。

 《我々のできることは余りに小さい。しかし、大切なことは、あらゆる人々の中に潜んでいる良心を糾合し、この灯を絶やさぬよう地道に仕事を続けることだと信じている。》

 11月は、緑のよみがえった大地で収穫したサトウキビの写真に、こう付した。

 《農村を回復すること、これがアフガニスタン復興の基礎です。》

 カレンダーのタイトルは中村さんの活動に由来。収録した言葉は、中村さんの著作や報告書から、事務局を支えるボランティアの意見も踏まえて選んだ。

 B3判カラーで1500円(税・送料込み)。売り上げは会の活動費に充てられる。問い合わせはペシャワール会PMS支援室(092・731・2388)へ。(佐々木亮)