小平奈緒支えた古武術 指導の教授は元巨人のエースからヒントを得た

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大坂尚子
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スポーツ好奇心

 来年2月の北京冬季五輪で、スピードスケート女子の小平奈緒は500メートルで2連覇の期待がかかる。この競技の日本女子で初めて金メダルを獲得した前回の平昌五輪の後、35歳になった今も第一線で活躍する。そんな第一人者を支える要因の一つに、古武術があった。

 小平に古武術を教えたのが、大津市にあるびわこ成蹊スポーツ大の高橋佳三教授(47=スポーツバイオメカニクス)だ。

 出会いは2007年春。筑波大院時代の先輩で、小平を指導する結城匡啓コーチに頼まれ、信州大スケート部で講演した。そこに大学生の小平がいた。

 股関節の使い方のほか、「かかとで地面を押すと力が出る」ことを話した。一本歯げたを履いて歩いてもらい、脱いだ時に体の芯が通ることも体験してもらった。小平に「履いていない時も同じ動きができているといいよ」と話したという。

 その後も定期的に話をしてい…

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    平尾剛
    (スポーツ教育学者・元ラグビー日本代表)
    2021年12月28日21時28分 投稿

    【視点】古武術と聞けば、腰に刀を差した侍を想像して、なにやらとっつきにくい印象を抱くかもしれません。でも、そうではありません。身体能力を高めるために尽力してきた先人たちの知見が、古武術には蓄積されています。近代科学がもたらした機械論的身体観では、決