日産、EV充電向け再エネ電力販売検討 「車の一生」で進める脱炭素

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福田直之
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 日産自動車は22日、再生可能エネルギーによる電力を従業員向けに売って、電気自動車(EV)の充電に使ってもらう実験を2022年度初めから実施すると発表した。将来はEVを使う顧客への販売を視野に入れる。EVは走行時に二酸化炭素を出さないが、電気も脱炭素電源が由来のものを外部から調達して提供する。

 日本は化石燃料を使った発電が電源の7割超を占める。化石燃料由来の電力を使った場合、たとえ走行時に二酸化炭素を排出しないEVであっても、間接的には電力使用を通じて排出につながってしまう。そこで、充電に再生エネルギー由来の電気を活用することで、電源由来の排出を減らそうとしている。

 日産はすでに車の製造時に使う電力を脱炭素化していくと表明している。さらに、日本の電源構成だと製造時に大量の二酸化炭素が出る車載電池のリサイクルにも取り組んでおり、車の製造から廃棄までの一生を通じた排出を減らすことを目指す。内田誠社長は22日の記者会見で「時間をかけていてはいけない。できるところは足早に進めて、グリーンの世界を形にする」と述べた。

 日産は22日、自治体の脱炭…

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