ライチョウ雪色に、那須どうぶつ王国

小野智美
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 【栃木】長野県中央アルプスから那須どうぶつ王国(那須町)に来た野生のライチョウのヒナ6羽が、羽根が真っ白になり、雪景色に溶け込むようになっている。自然界では冬の間、オス同士、メス同士が群れになって過ごすため、6羽(オス2羽、メス4羽)も体を寄せ合って寝ることはなくなった。

 6羽は雪を掘ったり、雪の上を歩いたりして、初めての雪になじんでいるという。飼育担当の荒川友紀さんは「目とくちばしのまわりが黒いので、サングラスをかけているよう」。

 母鳥が9月に急死した後、6羽は屋外放飼場に出ても松の下に集まり、夕方まで出てこないことが約3週間続いた。空腹でも警戒して我慢してしまう。そのため、松の下にエサを置くようにした。

 10月ごろから、オスの声がかすれ始め、今は「ガーガー」と鳴く。メスの声は「クークー」。成鳥と変わらない。10月中旬から、1羽ずつ別行動を始めた。

 現在、6羽は同じ放飼場内にいるが、オスとメスを別々の放飼場に分ける予定だ。飛び回って体がぶつからないように、メスも2羽ずつ分けたいという。

 佐藤哲也園長は「飛ぶようになってきた。パニックではなく、飛びたがっている感じ。本能的な行動だと思う」と語った。

 今年夏、中央アルプスから野生ライチョウ家族を受け入れた茶臼山動物園長野市)のオス1羽と、那須どうぶつ王国のオス2羽を交換するのは来年1月ごろになる見通し。(小野智美)