「あの時言っておけば…」 五輪銀の女子バスケ代表、高校時代の後悔

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聞き手・松本麻美
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 バスケットボールの第74回全国高校選手権(ソフトバンクウインターカップ)が23日、東京都内で開幕した。かつて大会に出場し、今夏の東京オリンピック(五輪)では女子日本代表の銀メダル獲得に貢献した赤穂ひまわり(23)=デンソー=に、高校時代の思い出や後輩たちへのメッセージを聞いた。

 ――東京五輪では準決勝のフランス戦でチーム最多の17得点を挙げるなど、全6試合に先発して1試合平均9・3得点、7・3リバウンド。銀メダル獲得に大きく貢献しました。

 「高校生の時から『東京五輪には絶対に出たい』と言ってきました。当時は『メンバー入りできれば良いな』くらいの夢だったのですが、次第に目標に変わり、結果を残せた。自信につながりました」

 ――五輪の後、周囲の反応は変わりましたか。

 「注目度が上がったのは感じています。メディアの取材も増えました。話すのは苦手だったんですけど、場数を踏んでだいぶ慣れたと思います」

 「五輪直後には久々に(母校の)昭和学院を表敬訪問させてもらいました。恩師の鈴木親光監督にメダルをお見せして、『頑張ったな』と言ってもらえました」

 ――いまの高校生は新型コロナウイルスの影響を受けながらの生活です。

 「昭和学院も、練習中にマスクをしたり消毒したりしていて、大変そうでした。一方で、一生懸命取り組んでいる姿、部活動の雰囲気は、私がいたころと変わらない。青春は、その時にしか味わえない特別なもの。今を精いっぱい楽しんでほしい。できないことではなく、できることに集中して、後悔のないように一日一日を過ごしてほしいです」

 ――ウインターカップでは1年時に準優勝、2、3年時は3位でした。

 「1年生の時はがむしゃらで、気づいたら終わっていました。やっぱり3年生の時の記憶が強いです。夏の高校総体で16強に終わり、例年より注目度が低いというか、全然期待されていなくて。『見返してやる』と燃えていました」

 ――勝ち上がるために必要だったものは。

 「振り返ると、3年生の意地が不可欠だったのかなと思います。夏にけがで抜けていた同期がなんとか間に合わせて復帰してくれたことが、プレー的にも精神的にもプラスになりました。接戦ばかりで体力的にきつかったけど、毎試合チームの成長も感じられて、すごく楽しかった。ただ、後悔していることがあります」

 ――後悔とは?…

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