「サブカル聖地」秋葉原、頭痛い違法客引き 数メートル間隔びっしり

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砂押博雄
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 「サブカルチャーの聖地」として人気の秋葉原で、違法な客引き行為などが増え、治安の悪化や風紀の乱れに地域住民らが頭を痛めている。東京都千代田区は警察など関係機関と連携して対策に取り組んでいる。

 メイド姿の若い女性たちが街頭で店の宣伝をするのは秋葉原では見慣れた光景だった。ところが、コロナ禍の昨年ごろから数メートル間隔でびっしりと立ち、客引きをする姿が目立ち始めたという。秋葉原での客引き行為への苦情は昨年、渋谷や新橋を超える1100件が警察に寄せられたという。警視庁はメイドカフェを装って接待を伴う営業をしていた5店舗を摘発した。

 地元で客引き行為の防止に取り組む関係者によると、コロナ禍で外国人らの観光客が激減し、ゲームやパソコン機器、アニメ関連の店が撤退。そこに他の繁華街からメイドカフェやガールズバーが進出し、売り上げが減った既存店舗も利益を上げようとしたことが、強引な客引きが増えた原因という。

 千代田区は今年6月、警察や地域住民と連携して「AKIBA安全・安心プロジェクト」を発足。定期的にパトロールを実施し、メイドカフェなどの責任者や従業員に違法行為などを説明する研修会を開いた。今月15日の報告会ではこれまでの取り組みを紹介。約200あるとされるメイドカフェなどのうち50店以上が「違反行為はしない」「明朗な料金表示をする」など5項目を順守するとの宣言書を提出したという。

 秋葉原地域連携協議会(アキバ21)の作道泰明会長は「一度街が劣化したら元に戻すのは大変。関係団体が知恵を出して、安心・安全な街にしていきたい」と話す。(砂押博雄)

「キャッチ」担うのはメイド姿の女性 巡回に同行ルポ

 客引き行為をさせないよう…

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