アメーバ経営「見直す」 京セラ・谷本社長、売上高3兆円への布石

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聞き手・井東礁、諏訪和仁
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 電子部品大手の京セラは、7~8年後までに売り上げを現在の2倍の3兆円にする目標を掲げる。谷本秀夫社長はその達成に向け、創業者の稲盛和夫名誉会長が考案した「アメーバ経営」も見直すという。単独インタビューで胸の内を聞いた。

 ――なぜ今、アメーバ経営を見直すのですか。

 「アメーバ経営とは10人前後のチームで意思疎通をとって仕事をして、競争しながら伸びていくもの。そのベーシックな部分は必要だ。ただ、時代や仕事の内容に合わせて、少し見直そうということだ」

 「昔は10人ぐらいで作るもので商売をしていた。だが今は、例えばコンデンサーは(もっと多くの人員がかかわる生産ラインが)1カ月に何十億個も同じものを作るので、(アメーバごとの利益を労働時間で割って競う)『採算の競争』が機能しなくなってきた」

 ――大量生産が進み、アメーバの規模も大きくなってきたと。

 「ええ。昔は手作業が多かったので、日々の仕事の中で工夫ができた。それが機械が作るようになって、勝手に作業を変えたらいけないという時代になった。トップダウンで言われたことしかやらないという感じになり、(社内が)かなりぎくしゃくしてきていた」

 ――どう改革しますか。

 「例えば100人のチームで…

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