日中関係「コロナに負けない」 中国の若者、作文に記す日本への思い

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北京=林望
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 コロナ禍は人の行き来を妨げ、異国に暮らす人の姿を見えにくくしている。今月、優秀作品の表彰式が開かれた第17回「中国人の日本語作文コンクール」(主催・日本僑報社、後援・在中国日本大使館など、メディアパートナー・朝日新聞)では、苦境に負けず前を向き続けた若者たちが力強い言葉で未来への思いを語った。

「中国人の日本語作文コンクール」表彰式(北京=林望)

 今年のテーマは「コロナに負けない交流術」。日中間の往来が制限されるなか、若者が工夫を重ねて交流を続ける姿が目立った。

 西北大学4年生の李佳鈺さん(21)は、語学アプリを通じて知り合った「エリカさん」との絆を書いた。

 新型コロナで日本留学が中止になり落ち込んでいた時、李さんは奈良在住のエリカさんに「奈良公園が見たかった」と嘆いた。すると、エリカさんは「すぐに見られるよ」と、そのままスマホを手に街に出て、景色を中継しながら電車で公園に直行。きらきら輝く湖面の様子などを李さんに届けた。1カ月後、エリカさんから鹿の置物が届いた。公園からのスマホ中継の際、李さんが「かわいい」と口にしたものだった。

 李さんは日本語の先生から日…

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