「1と1、2じゃない」 水谷豊と反町隆史が語る「相棒」

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構成・上田真由美
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 2000年に2時間ドラマとして始まった「相棒」(朝日系、水曜夜9時)は、連続ドラマとなって20シーズン目を迎えた。380話近い国民的刑事ドラマ「相棒」はどう社会を映してきたのか。警視庁特命係の「杉下右京」を演じる水谷豊と、このほど卒業が発表された、4代目相棒「冠城亘」役の反町隆史が対談した。

 ――連続ドラマとして20作目、土曜ワイド劇場の2時間ドラマ時代から見ればもう22年の歴史になります。

 水谷 こんなことが起きるとは、夢にも思っていませんでした。始まったころには、長くやっても5年かなと。次に、7年かな、その次はマックス10年までだと思っていました。そういう区切りが精神的にあるんですよ、ずっと。そこからそういった区切りを感じなくなり、いま、改めて周りから20作といわれると、確かにそうなんですね。

 ――これだけ長く支持されてきたのは、なぜなのでしょう。

 水谷 本当のところは、終わってからわかることなのかと思いますが、理由はたくさんあると思っています。大人がテレビを見なくなった、と言われるようになった時代に、大人を振り返らせたいというのが最初に制作陣の思いとしてありました。そして、みんなが見てくれるようになった理由の一つが、やはり、社会派エンターテインメントであったということですね。いつも、「今」を描いている。演じる我々も、今を生きなければならない。一方、連続ドラマになってからは、キャラクタードラマにしなければならない。このキャラクターをみんながうまくつくってくれました。

近づいたと思ったら離され

 ――15年から4代目の相棒となった反町さんは、歴代相棒で最多出演本数を更新されました。今シーズンでの卒業も明らかにされましたが、どんな7年間でしたか。

 反町 これだけ長い役をずっとやるというのは初めてで、しかも2クール(半年間)の連続ドラマも初めて。モチベーションのあり方だとか、全20話を一つ一つ乗り越えていかなきゃいけない山だとか、この大変さは並大抵ではないんですね。水谷さんが前に歩いてくださっているので、そこを追いかけているだけで7年があっという間に過ぎてしまったというところがあります。ちょっと近づいたなと思ったら離されて。その繰り返しでしたね。

 水谷 1と1が集まればただの2じゃない、ということを感じましたね、一緒にやっていて。

 ――お二人の関係は、役の上でも実際にも、7年の間にどう変化したのですか。

 水谷 初めての共演作だった…

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