室蘭での福島PCB処理で放射線モニタリング 環境省が方針示す

西川祥一
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 東京電力福島第一原発周辺の自治体で出た高濃度ポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物を北海道室蘭市で処理する計画で、環境省は23日、処理作業後の放射線量を一定期間チェックする方針を明らかにした。市民団体から廃棄物の放射能汚染の可能性への懸念が出ており、作業の安全性を確保する。

 環境省によると、室蘭市で処理作業をする中間貯蔵・環境安全事業会社(JESCO)北海道PCB処理事業所の作業員に線量計を装着させ、処理終了後の一定期間、空間線量率のモニタリングを実施するという。

 22日に北海道の土肥浩己・環境局長と室蘭市の小泉賢一副市長が同省を訪れ、処理計画の受け入れを伝えるとともに、作業員への個人線量計装着など作業の安全性に関する5項目の要望を示した。同省は「確実に履行する」と約束したという。

 また同省は廃棄物の運搬について、室蘭―青森・八戸間のフェリーが運休する可能性を踏まえ、陸路と青函トンネルの鉄路を組み合わせた輸送方法を検討していることも明らかにした。(西川祥一)