北海道5カ所目の私立小構想 「まおい学びのさと」23年開校目指す

芳垣文子
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 子どもたちの自由な活動を中心とした教育を実践しようと、NPO法人「まおい学びのさと」が北海道長沼町に新しい私立小学校開校の準備を進めている。このほど道私立学校審議会で設置計画が了承された。来年度に学校設置と学校法人設立の認可申請を行い、2023年4月の開校を目指す。開校すれば道内五つ目の私立小となる。

 体験学習を主体に農業や木工、調理などを通して学年の壁を取り払って活動。地域で暮らす農家や芸術家、社会人にもかかわってもらうという。子どもの主体性を尊重し、宿題やテストがない自由な学校を目指すとしている。

 校舎は閉校となった旧町立小学校を使う。長沼町では昨年春、五つの公立小が1校に統合されたため、使われなくなった北長沼小学校の校舎を無償で借り受けることで町と協定を結んだ。

 札幌市内でフリースクールを運営する「北海道自由が丘学園・ともに人間教育をすすめる会」が16年に小学校設立に向けて動き始め、昨年設立された「まおい学びのさと」が活動を引き継いだ。約7千万円と見込まれる初年度の学校運営費調達や、児童数確保、教員の募集などに向けて準備を進めている。

 「学びのさと」代表理事細田孝哉さん(60)は「子どもたちを数値で評価せず、好奇心を生かしながら、自分たちで問題を探究し活動していく教育を目指す」という。

 開校初年度は1~4年生各20人を募集。札幌エリアからはスクールバスの運行を検討している。26日午後0時15分から長沼町のカフェ「あざらしとしろくま」で学校説明会を開く。申し込み・問い合わせは先は、maoi@manabinosato.comメールする

 道内の私立小は札幌三育小、函館三育小、北海道シュタイナー学園いずみの学校初等部(豊浦町)のほか、プロ野球日本ハムOBの田中賢介さんが理事長の「田中学園立命館慶祥小学校」が来春札幌市内に開校する予定。(芳垣文子)