第一生命、銀行代理業に参入へ 大手生保で初 22年度から

小出大貴
[PR]

 第一生命保険は23日、銀行代理業に参入すると発表した。顧客に銀行口座を持ってもらうことで、保険契約などの終了後も関係を維持することを狙う。大手生保が銀行代理業に参入するのは初めて。

 銀行のシステムを新たに作るわけではなく、住信SBIネット銀行と楽天銀行のものを使う。顧客はどちらの金融機関のシステムを使うか選べるようにするという。第一生命は口座を持った顧客に、投資信託など金融商品への投資や新たな保険の契約などを促す考えだ。2022年度中に始める予定で、具体的なサービス内容は今後詰める。

 第一生命の顧客網は約1千万人あるという。ただ、契約満期などに伴う保険金や給付金は、銀行など別の金融機関の口座に支払われるため、顧客とのつながりが切れてしまうことが課題だった。客との関係を維持することで、新たな収益獲得の機会を増やす狙いがある。

 生命保険業界では、ソニー生命や楽天生命などがすでに銀行代理業に参入している。異業種の銀行代理業への参入は2006年の規制緩和で可能になり、日本航空やヤマダホールディングスなども始めている。(小出大貴)