• アピタル

どうする年末年始、尾身氏は3つの「お願い」 強い行動制限は求めず

[PR]

 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の市中感染が報告され、警戒感が強まっている。人の移動が増える年末年始、どのように過ごすべきなのか。

 「感染がある程度広がることはもうストップできないと思う」。政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長は23日の会見でそう述べたうえで、今後の目標を「重症者をなるべく減らし、医療の逼迫(ひっぱく)を防ぐことだ」と指摘した。

 尾身氏は、ワクチンによる発症予防効果はデルタ株が約70%なのに対し、オミクロン株は約20%にとどまる可能性が英国で報告されている、と説明。高齢者ではワクチンを接種した人でも感染した場合に重症化する可能性があり、追加接種が求められる、とした。

 一方で、尾身氏は国民に自制を求めつつ、すぐに強い行動制限を求めるようなメッセージを出すことまではしなかった。

 感染者数などが落ち着いていることも背景にある。厚生労働省によると、21日までの1週間の10万人あたりの全国の新規感染者数は0・91人。「第5波」のピークだった8月下旬は約128人だった。

 死者数も激減している。12月の死者数は22日時点で23人。月別では、初めて死者が確認された2020年2月の5人に次ぐ少なさになる見通しだ。一時は2千人を超えた全国の重症者数も28人(22日時点)と少ない。

 病床使用率も落ち着いている。内閣官房の資料によると、8月下旬に全国の使用率は62%まで上がったが、22日時点は沖縄で4%、東京と大阪は2%など各地で低い状況が続く。緊急事態宣言の発出の目安となる病床使用率50%超とはまだだいぶ差がある。

尾身氏「ステイホームやる必要はない」と述べた一方で…

 とはいえ、懸念材料はある。夜間の人出は、東京では20年4月以降で最多だった同年10月末とほぼ同じ水準になっている。年末年始で人の移動が増えることなどで、感染が急拡大するおそれはある。

 政府の分科会は11月、「第…

この記事は有料会員記事です。残り627文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]