「子どもが寝ている限り」サンタに空の通行認める 仏でユーモア条例

パリ=疋田多揚
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 サンタさん、気兼ねなくソリで空を走ってください――。フランスの自治体が、クリスマスイブの夜に、サンタクロースに対して上空の自由な通行を認める「条例」をつくった。「通行の安全を保障し、子どもたちにきちんとプレゼントが届けられるようにするため」としている。

 ユーモアあふれる条例をつくったのは、仏南東部のサンジュニラバル市。マリレーヌ・ミレー市長(女性)が22日、自身が定めた内容をツイッターに投稿した。

 前文で「フランスの道路交通法や北極の航空法」などを踏まえつつ、第1条で、サンタが12月24日の夜に市内上空を自由に通過できると明記。ただし、「子どもたちが寝ている限りにおいて」と条件がついている。

 子どもたちにはサンタに温かい飲み物を用意しておくよう促し、サンタの連れたトナカイが市内の公園で草を食べることも許可した。条例に不服があっても、行政裁判所へ不服を訴えることを禁じている。

 市長のツイッターには「素晴らしい! あなたの街の子どもたちがうらやましい」などといった反応が書き込まれている。

 AFP通信によると、仏国内で複数の自治体が同様の条例をつくったという。(パリ=疋田多揚)