イランの核めぐる協議、27日に再開 米、残された時間は「数週間」

テヘラン=飯島健太
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 イランの核開発をめぐる米国とイランの間接協議は27日に再開する。協議を仲介する欧州連合(EU)が23日に発表した。イラン側の要求は米国にとって受け入れにくいままで、協議は大きく進展していない。

 EUの外交を担う欧州対外活動庁のモラ事務次長は23日、ツイッターで協議再開に触れ「重要なのは米国と連携し、協議を加速させることだ」と強調。サリバン米大統領補佐官は22日、協議にかけられる時間を「数週間だ」と述べていた。サリバン氏は同日、イランと敵対するイスラエルを訪問し、ベネット首相と会談。核協議について意見交換した。

 間接協議は4~6月に開かれた後、11月末に再開。イランが核開発を制限する代わりに制裁を緩和する核合意の復活が目的で、米・イランをEUと核合意の参加国(英仏独中ロ)が仲介している。

 核合意は2015年に結ばれたが、米国のトランプ前政権が18年に離脱し、対イラン制裁を再開。イランは合意による制限を大幅に超える核開発を進め、米欧を揺さぶってきた。

 11月末に再開した協議は今月17日に大きな進展がないまま中断した。イラン側が中断を申し出たとされ、27日からの協議ではイランの出方が注目される。8月に発足した保守強硬派のライシ政権は、前政権より強く米国に譲歩を迫っており、協議が難航する一因となっている。(テヘラン=飯島健太