統計委員会にタスクフォース、総務省の対応も検証へ 書き換え問題

江口悟
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 国土交通省による「建設工事受注動態統計」の書き換え問題を巡り、政府の第三者機関の統計委員会(委員長=椿広計・統計数理研究所長)は24日、総務省側の対応を精査する専門チームを設けることを決めた。

 委員5人で構成し、椿委員長が自ら座長を務める「対応精査タスクフォース」を設置する。国の統計の中でも特に重要な「基幹統計」で不適切な処理が長年続いたことに対し、統計制度を担当する総務省側の対応に問題はなかったかを調べる。厚生労働省の「毎月勤労統計」の不正が発覚した後、2019年に行われた統計の一斉点検で今回の書き換えが見落とされた経緯も含めて検証する。

 会合後に報道陣の取材に応じた椿委員長は「国民の信頼性をどのように回復するかの方策が最終的な目標。ほかの統計にも起きうる問題なのかも含め、改善をきちっとできるように委員会として取り組んでいく」と述べた。

 この日の会合では、国交省の担当者が書き換えの経緯を報告。国交省が設けた第三者の検証委員会の報告とタスクフォースの調査をあわせ、再発防止策や改善策を検討することを確認した。金子恭之総務相も出席し、「総務省の過去の対応を含め、第三者の立場から経緯や原因の検証を徹底的に行っていただきたい」と求めた。(江口悟)