負担増は年2万3千円の試算も 値上げの冬 家計を守るコツは

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小林未来 沼田千賀子
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 生活に直結するサービスや商品の値上げが続いています。電気代や食品など広範囲に及び、年間の家計への影響は2万円超になるとの試算もあります。値上げの背景や家計を守るコツを専門家に聞きました。小林未来、沼田千賀子)

電気・ガス料金の影響大きく

 第一生命経済研究所の永浜利広・首席エコノミストによると、現在の原油価格の水準が続いた場合、今年10月から1年間の家計負担は2人以上の世帯の平均で約2万3千円増える見込み。電気・ガス▽ガソリン・軽油・灯油▽食品の順に影響が大きいという。

 電気・ガス各社によると、来年1月からの電気料金は、平均的な家庭の場合、今年1月に比べ645~1373円、ガス料金は638~859円高くなる。日本エネルギー経済研究所石油情報センターによると、国内のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は、20日時点で1リットルあたり165・1円。6週連続で下がっているが、それでも約7年ぶりの高値水準だ。

 食品については、メーカーが小麦粉や油、輸入肉などについて相次いで値上げを発表。永浜氏の試算では、年間4千円程度の負担増になるという。

 値上げの最大の要因は原油価…

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