首相、「検討する」答弁68回 「聞く力」で通常国会に持ち越し

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磯部佳孝
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 岸田文雄首相は12月に初めて臨んだ臨時国会の予算委員会で、「検討」という言葉を少なくとも68回も多用した。「聞く力」をアピールする首相だけに、野党の提案にも即座に否定することはせず対応しようとする姿勢がうかがえる。ただ、それは実効性がともなうのか否か。来年の通常国会で問われることになる。

 12月21日、臨時国会閉会後の記者会見で、首相は「国会論戦でいただいたご意見も踏まえ、国民感覚に沿うように方針変更すべきだと感じたことは、政治として思い切ってかじを切った」と強調した。18歳以下への10万円給付で、クーポンから年内の一括現金給付も容認した自らの対応が、聞く力の成果だったと自賛した。

 衆参両院の予算委(計約33時間)での首相答弁を分析すると「検討」を少なくとも68回使用。23の政策項目で「検討する」などと述べた。菅義偉前首相は初の臨時国会の衆参予算委(計約34時間)で、「検討」を用いたのが40回ほどだったので、使用頻度は格段に高い。

 「検討」は、例えば衆院予算…

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