馬毛島の基地整備に3千億円 岸防衛相「早期に整備」、地元反発も

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成沢解語、奥村智司
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 馬毛(まげ)島鹿児島県西之表(にしのおもて)市)への米軍訓練移転と自衛隊基地整備計画をめぐり、防衛省は24日、政府が閣議決定した来年度予算案に約3千億円の整備費を計上し、地元に伝えた。基地本体の整備費の計上は初めて。計画を事実上決定した防衛省の対応に、計画に同意していない一部の地元自治体は反発を強めている。

 防衛省は予算案で、自衛隊馬毛島基地(仮称)の施設整備費として、後年度負担を含む契約ベースで3183億円(来年度の歳出は549億円)を計上。主な内訳は、米軍機や自衛隊機が訓練する滑走路や管制塔、港湾施設などの整備に3044億円、西之表市を含む種子島3市町に設ける宿舎、施設の設計費や環境調査などに136億円。

 防衛省はこれまで、馬毛島の計画は「決定ではない」と地元に説明し、騒音の程度などを調べる環境影響評価(アセス)を進める一方で、工事プラントの入札を11月に公告するなど事業を進めてきた。予算案の閣議決定で「政府として計画を決定した」(担当者)と立場を変えた。

 岸信夫防衛相は24日の記者会見で「できる限り早期に施設整備に取り組んでいく」と表明。工事着工は「環境アセスの手続きを経た後で円滑かつ速やかに」と話した。工期はアセス後の4年以内を見込むが、米艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転を急ぐため、滑走路の整備を先行させる可能性がある。

 防衛省は種子島3市町への米…

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