県立職業訓練校入試で点数改ざん 採点ミスも3校で132件

佐々木凌
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 茨城県は24日、県立の職業訓練校、水戸産業技術専門学院(水戸市)の入試で、職員が受験生1人の点数を改ざんしていたと発表した。合否に影響はなかったという。また、別の2校と合わせて計132件の採点ミスが見つかったことも明らかにした。

 県労働政策課によると、同学院の入試では面接とペーパーテストの適性検査を行う。合否の判断では面接を重視し、適性検査の点数を参考にしているという。

 改ざんがあったのは10月29日の一般試験。面接をした50代の男性職員が、点数の入力を担当する別の職員に指示し、適性検査の点数を改ざんさせたという。指示された職員が今月13日、上司に告発し発覚した。県は点数をどう改ざんしたのかや、この受験生の合否は明らかにしていない。

 改ざんさせた職員は県の調査に「合否に影響はないと認識していたが、点数操作によって合否判定会議での説明を簡単にしたかった」「面接試験と適性検査の点数のバランスを取りたかった」などと説明したという。この職員は受験生と面識はなかったとみられ、金銭の授受などの情報もないという。県は引き続き動機などを調べ、関係職員の処分を決める方針。

 また、県は点数改ざんの発覚を受け、県立の六つの職業訓練校について、今年度と昨年度に実施した入試の採点を点検。その結果、水戸産業技術専門学院と土浦産業技術専門学院(土浦市)、産業技術短期大学校(水戸市)で計132件(受験生計100人分)の採点ミスが見つかった。いずれも合否に影響はなかったとしている。県は再発防止策として、採点日程を延ばすことなどを検討するという。(佐々木凌)