「おいしい」の笑顔どの子にも 子ども食堂5周年クリスマス会 安中

角津栄一
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 群馬県安中市子ども食堂を定期的に開いている「子どもワクワク食堂」が開設から5周年を迎えた。5年間で開催した子ども食堂の参加者は延べ約2200人。19日に実行委員会が開いた5周年記念のクリスマス会では、親子ら約50人がジャズバンドのコンサートや食事を楽しんだ。

 子どもワクワク食堂は2016年7月に活動を開始し、毎月1回子ども食堂を開いてきた。19日、市松井田文化会館でのクリスマス会では、沖電気工業とその関連企業の有志でつくるアマチュアジャズバンド「ディキシークィーンズ」がリズミカルな曲を披露。参加者も手拍子をしながらメロディーに合わせて体を揺らせていた。

 昼食後のイベントでは、県立松井田高校の生徒らがサンタクロースやトナカイに扮して登場し、子どもたちに、寄付されたクリスマスツリーの手作りキットを手渡した。

 小学1年と3歳の子ども2人と参加した30代の母親は、「子どもたちが楽しめるだけではなく、わたし自身も、同じ悩みを持つ者同士で話して共感しあえる場になっており、ほっとします。みんなで子どもを見守ってくれて助かります」と話した。

 実行委員会代表の今村井子さんは「毎回、『みんなで食べるとおいしいね』と、自然に笑みがこぼれる大人や子どもたちを見て、貴重な経験をみんなで共有する豊かさを感じてきました」と話す。子ども食堂の開催のほか、地元の高校で総菜やパンを学割で販売しているほか、困窮家庭に食材を届けるなどの活動にも取り組んでいる。(角津栄一)