手取り14万円 「うちって貧困なんだ」 母と子の家庭を支えるのは

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久永隆一
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 政府が初めて行った全国調査では、ひとり親世帯の子どもと親が、生活の課題をより抱えやすい傾向にあることが裏づけられた。どんな困難があり、何が助けになるのか。この年末、あるひとり親家庭を訪ねた。

 23日午後6時すぎ。埼玉県内に住む女性(38)は仕事帰りにある場所へ寄った。

 ボランティア団体による食料配布だ。顔見知りのメンバーが、女性の名字を呼んで声を掛けてくる。

 「パンもあるから忘れないでね」「いつもありがとうございます」

 2人分の弁当も受け取り、今度は2歳の一人娘を迎えにこども園へ軽自動車を走らせた。

 ハンドルを握る女性が言う。「落ち込む時もあるんです。それでもあそこに行くと、『こんにちは』って、普通に迎えてくれる。何だか元気になれます」

プーさんのお皿

 ひとり親の女性は、介護ヘルパーなどのパートを二つ掛け持ちしている。合わせて手取りは月14万円くらい。家計はギリギリだ。

 頼れる身内はいない。今年夏…

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    平尾剛
    (スポーツ教育学者・元ラグビー日本代表)
    2021年12月27日18時41分 投稿

    【視点】毎日が「ワンオペ育児」。想像を絶します。というのも私には3歳の娘がいて、ここ数年ずっと妻の様子を見ているからです。 四六時中一緒にいて、見守るのが自分1人しかいない情況は、極度に母親を消耗させる。いちばん近くで見てててそれを痛感してい