キリスト生誕の地でクリスマスミサ 平和やコロナ収束の願いを込めて

ベツレヘム=清宮涼
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 イエス・キリストの生誕の地とされるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸のベツレヘムで、24日から25日にかけて恒例のクリスマスミサなどが開かれた。集まった地元の人たちは、新型コロナウイルスの流行の収束や、地域の平和を祈っていた。

 ミサが開かれたのは聖カテリナ教会。隣接する聖誕教会前の広場にはクリスマスツリーが飾られ、地元のイスラム教徒らも訪れていた。

 イスラエル北部ナザレに住む教師のヤスミン・アリさん(36)もその一人で、例年クリスマスにベツレヘムを訪れているという。アリさんは「キリスト教徒は隣人。クリスマスは私たちにとっても特別な時期」と話し、「来年には新型コロナの流行が終わって欲しい」と願っていた。

 イスラエルは新型コロナの変異株「オミクロン株」の影響で外国人の入国を原則禁止しており、外国人観光客の姿はほとんどなかった。

 パレスチナをめぐっては今年5月にガザ地区でイスラエル軍との大規模な軍事衝突が起きたほか、ヨルダン川西岸地区やエルサレムでもイスラエル側とパレスチナ人の衝突が相次いだ。エルサレムに住む大学生のハナ・アルヤンさん(19)は「平和を願う。これ以上人が殺されたり、子どもたちが泣いたりするのを見たくない」と話した。(ベツレヘム=清宮涼