元宝塚トップ瀬奈じゅん ひたすらかっこよく 男役極めたゆえの苦悩

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河合真美江
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すみれForever:33

 宝塚歌劇団で月組トップスターとして活躍した瀬奈じゅんさん。ダンディーで熱くて軽やかで。切れ味抜群の男役でした。1992年入団の78期生で、花組から月組へ。傑作ミュージカル「エリザベート」でルキーニ、エリザベート、トートと主要3役を務めた稀有(けう)なスターでもあります。2009年の退団後も舞台で大活躍していますが、男役を極めたからこその苦心もあったようです。舞台にかける信念とは――。

宝塚歌劇団OGのみなさんが、次の人を指名しながらリレー形式で登場するインタビュー企画。今回は元星組トップスターの紅ゆずるさんから、瀬奈さんへ。

 私は遅咲きの狂い咲きなんです。宝塚バウホール公演の初主演が研10(入団10年目)です。その前にディナーショーをやらせてもらいましたが、お稽古中、振り付けの先生に「何になりたいの」と聞かれ、「うー」とつまってしまった。トップにはなりたいけど、なれなかったら恥ずかしい……。変なプライドがあって答えられなかった。

 ダメだと思い、次の日、振り付けの先生に「私はトップになります」と宣言したんです。その後1週間ぐらいで初バウ主演の話がきました。

 自分でもトップになると思っ…

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