「うちの子、本当に可愛い」 子ども好きの父、なぜ我が子を傷つけた

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遠藤美波
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 子ども好きを自認し、周囲も育児に協力的な父親だと疑わない。そんな元小学校教師の男(26)が問われた罪は、生後1カ月の息子への虐待だった。歯車はどこで狂ったのか。7月から10月にかけて開かれた裁判を傍聴した。

 神戸地裁伊丹支部の初公判、被告の男はうつむきながら姿を現した。

 女性検察官が早口で起訴状を読み上げた。それによると被告は4月25日深夜、川西市内の自宅で長男(生後1カ月)を3回強く抱きしめ、肋骨(ろっこつ)骨折の大けがを負わせ、さらに2日後に頭に強い衝撃を与える暴行を加え、頭蓋骨(ずがいこつ)骨折などの大けがを負わせたとされる。

 「間違いありません」。顔にあどけなさを残す男が、小さな声で答えた。

 冒頭陳述などによると、男は小学校の教師を経て事件当時は障害がある子どもたちが通う施設で働いていた。結婚した2019年に長女が、今年3月に長男が生まれた。妻は調書の中で、男が2人を可愛がっていたと証言した。

 妻は結婚当初から精神的に不安定な面があり、事件当時も体調を崩していた。被告は日中仕事をしながら、夜間は長男の育児を担った。ミルクを作っておむつを変えたり、あやしたりして寝かしつけたという。

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