「常識壊してくれる地」を求め 41歳、投げる哲学者は旅人になった

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松沢憲司
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 「投げる哲学者」と呼ばれた頭脳派投手がいたのを覚えているだろうか? 久保康友千葉ロッテマリーンズで新人王に輝き、阪神タイガース、横浜DeNAベイスターズと渡り歩いて計97勝を挙げた、松坂世代の41歳だ。

 コロナ禍2年目の2021年12月。「さわかみ関西独立リーグ」に所属し、兵庫県三田市を拠点とする「兵庫ブレイバーズ」に入団した。

 近年、大リーグ経験者が現役にこだわって独立リーグ入りするケースも増えている。ただ久保の場合、ちょっと毛色が違う。

 「野球がうまくなりたいとかじゃなくて、色んな国に行きたい。選手をやっていれば、渡航費は球団が出してくれる。手軽に、色んなところにいける」

 DeNAを自由契約になった後、18年はアメリカの独立リーグでプレーした。活躍の場をメキシコリーグに移した19年は、8勝14敗、防御率5・98ながら、多彩な変化球で154奪三振を記録。最多奪三振のタイトルに輝いた。

 兵庫ブレイバーズに所属することになったのも、海外でのプレーを視野に、野球ができる体を取り戻すためだ。

 なぜ、海外にこだわるのか――。

 「『こうあるべきだ』『こう…

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