「音楽DNAの50%は…」 奥田民生が語るビートルズとユニコーン
新しい映画「ザ・ビートルズ:ゲットバック」が配信されて話題を呼び、2022年にデビュー60年を迎えるビートルズが残したものは何だったのか。日本におけるビートルズフォロワーの代表的存在として知られる奥田民生さんに話を聞いた。自身の音楽DNAの50%はビートルズだという民生さん。作曲をするようになってわかったビートルズのすごさや、自身や「PUFFY」でビートルズのパロディーをする理由、さらには、ユニコーン解散時や再結成後の現在の音楽に向き合う心境の変化などを明かしてくれました。
――ビートルズと出会ったのはいつごろだったんでしょうか
母が音楽好きで、色々なレコードがあって、(エルヴィス・)プレスリーなんかもあったんだけど、ビートルズはなかったんですよね。それで、小学4年生のころに、「アニメ・ザ・ビートルズ」という番組で出会いました。歌詞はわからないけれど、音がシンプルで覚えやすくて好きになりました。
アニメは、物語があってその間に曲の演奏シーンもあるという構成でした。当時はテレビの前にラジカセを置いて、音も録(と)って聞いていました。曲の間も物語が進むから、アニメの効果音も入る。だから曲を聴くと「ここで車が『バン』って音を立てる」みたいなものを思い出すんですよ(笑)。
録音したのを聞いているうちに、レコードが欲しくなって。それで、初期の曲がたくさん入った2枚組みのアルバム「ロックンロール・ミュージック」を買ったんです。
――当時はどんな曲が好きだったんですか
ビートルズがなぜ特別だったのかや、奥田がパロディーを続ける理由、さらに、ファンを裏切って進むことの難しさや、「奥田民生」や「ユニコーン」というパブリックイメージをどう意識してきたか、ユニコーン解散時や再結成後に思ったことや、曲作りは「もういいかな」と思うようになった理由などについて、ロングインタビューでじっくりと明かします。
「ストーンズと比べると、ビートルズは…」
チャック・ベリーのカバーと…
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