中3刺殺事件、家裁が少年を鑑定留置 市の第三者委は初会合

大野晴香、小西正人
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 愛知県弥富市の市立中学校で3年生の男子生徒(当時14)が刺殺された事件で、殺人と銃刀法違反の非行内容で名古屋家裁に送致された同校の別のクラスの少年(14)について、家裁は27日、観護措置を取り消した。理由は明らかにしていないが、関係者によると、同日から3月10日までの鑑定留置とすることが決まったという。

 また、弥富市は27日、第三者による「市いじめ問題専門委員会」の初会議を開いた。

 冒頭、委員らは1分間黙禱(もくとう)。会議は非公開で、会議後、委員長の福谷朋子弁護士が会見した。

 委員会として当事者生徒への聞き取りが不可能なため、被害者遺族の意向も踏まえ、事件の事実関係の調査ではなく、事前事後の学校対応の検証や再発防止策を主に話し合う。現時点では、在校生への聞き取りはしない方針という。

 委員会の呼称は「弥富市立中学校重大事案検証及び再発防止検討委員会」とし、弁護士、小児科医、臨床心理士主任児童委員、学識経験者の5人で構成。必要があれば新たな有識者の追加も検討する。

 今後、教職員らへの聞き取りや、学校が定期的に実施していた学校満足度などを測る心理テスト結果など追加資料の提供を求め、検証を進める。次回は来年1月12日に非公開で開催予定。(大野晴香、小西正人)