若手を使うだけではない 組織を変えたオリックス中嶋監督の育成術

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大阪スポーツ部 佐藤祐生
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 プロ野球オリックス中嶋聡監督(52)の言葉が印象に残っている。

 25年ぶりのパ・リーグ優勝を決めた10月27日の会見だった。

 「何で言わなあかんの」「何も話すことない」などと、いつも取材を渋る中嶋監督が、長時間に及ぶ質疑に丁寧に答えた。

 育てながら勝ったシーズンだった。育成について問われると言った。

 「ただ若い選手を使うだけと間違えられた。中堅、ベテラン全てが集まったチーム自体の育成という意味もある」

 すとんと腑(ふ)に落ちた。

 13勝を挙げて新人王に輝いた20歳の宮城大弥(ひろや)や10本塁打を放ち遊撃手として試合に出続けた19歳の紅林弘太郎ら、確かに若手の飛躍が目立ったが、それだけが優勝の理由ではない。

 2年連続最下位だった昨季と大きくメンバーは替わらず、中堅やベテランの底上げもポイントだった。

 象徴が6年目の30歳、杉本裕太郎だろう。

 昨季まで通算9本塁打と伸び…

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