クレイジーケンバンドの横山剣さん「周回やめて直線で考える」生き方

聞き手・構成=黒田陸離
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 1998年の寅年にファーストアルバムを出したクレイジーケンバンド(CKB)。リーダーを務める横山剣さんには最近やめた考え方があるという。コロナ禍を経て、横山さんの生き方はどう変わったのか

 音楽は、コロナだろうがなんだろうが、温泉のようにわーって勝手に湧いてくるもの。僕は常に甘酸っぱく、スイートなもの、メロウなものが出てくる体質なので、あんまり危機っぽい曲が出ることはないですね。

 他人から見たらヘビーなところにいたりしても、それに気づかない「鈍感力」も備える必要があるのかな。どんな状況でも曲は浮かぶし、自分で自分の可能性を閉じないようにしないといけないなと。

 危機をマネジメントできるっていうのは、子どもの頃から勝手に備わった感じがあるんですよね。中学校のときにつっぱってリーゼントにしても、怖い人にどうやって絡まれないようにするかみたいな。

 景気が悪くてってところにこれですから、何一ついいことないわけです。でもみんな同じ苦しみを味わっているわけですから、そのときに、元気のある人とそうでない人の差があると思います。

 今は1年、2年ってサーキットのような周回の概念はやめました。思うようにいかないで1年過ぎると非常に損した気持ちになるけど、直線で考えるとだいぶやり過ごせる。せっかく生きているんだから、もうちょっと自分が軽くなるようにマインドセットしてみてほしい。(聞き手・構成=黒田陸離)