「もう後悔はしない」会社員から先生に ラグビー部顧問の決断

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平田瑛美
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 第101回全国高校ラグビー大会の奈良県代表、御所実の部員は90人を超える。その大所帯の顧問、久常豪亮(ひさつねひであき、39)は2年ほど前、会社員から御所実の教員に転身した。「年齢からしても最後のチャンスだと思った」。奈良のラグビー指導者たちの思いにも触れ、決断した。

 ラグビーに初めて触れたのは、岡山県美作市の高校のときだ。「ラグビーやらんか?」。ソフトテニス部だった久常は入学以降、ラグビー部顧問から毎日呼び出され、熱心に勧誘を受けた。テニスコートに向かうにはラグビー部の練習場の横を通らなければならない。先輩たちはいつも仲がよさそうだった。

 料理人を夢見ていたが、将来を案じる周囲の声もあり、あきらめて普通科の高校に通っていた。学校に行く理由は「部活ぐらいしかなかった」。チームスポーツがどんなものか気になった。5月途中からラグビー部へ移った。

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