除雪機の事故急増、昨年度は7人死亡 帰省先での久々の使用にご用心

川見能人
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 除雪機に絡む死亡・重傷事故が相次いでいるとして、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、多くの積雪が予想される今シーズン、除雪機の安全な使い方の徹底を呼びかけている。

 除雪機メーカーや警察などから同機構に通知された、除雪機に絡む人身事故は昨年度、全国で12件起き、7人が死亡、5人が重傷を負った。過去10年間では最多で、過去10年の平均(4件)と比べても突出して多かった。各地で大雪が降ったのが原因とみられる。

 12件の内訳は除雪機の下敷きが5件、雪を集めるために回転する刃の部分に体を巻き込まれた事故が3件、排雪口に詰まった雪を取り除こうとして手を入れ、内部の回転する部分に手や指を巻き込まれた事故が3件。被害の多くは高齢者で、1人で作業中の事故が目立つという。

 多くの除雪機には運転者が離れると停止する安全機能が付いているが、安全機能を無効化した状態での事故が多発しているという。機構は、安全装置は絶対に無効にせず、除雪機から離れる際はエンジンを止める▽使用中は周りに人を近づけない▽雪詰まりを取り除く時はエンジンを止め、雪かき棒を使う▽後進する時は後ろに人がいないか障害物はないか気をつけるよう呼びかけている。

 日本気象協会によると、今冬は日本海側を中心に平年より多い降雪量が予想されている。機構の担当者は「(年末年始の)帰省で久しぶりに除雪機を使う人は使用法を確認するとともに、普段使っている人も帰省で周囲に人が多い可能性があるので、注意してほしい」と話している。(川見能人)