「欧州最後の独裁者」7期目へ続投可能に ベラルーシの改憲案で奇策

有料会員記事

モスクワ=喜田尚
[PR]

 ベラルーシ大統領府は27日、強権体制を敷く現在6期目のルカシェンコ大統領が次期大統領選後も続投することを可能にする憲法改正案を発表した。昨年の大統領選で激しい退陣要求にさらされたルカシェンコ氏は権限を移譲する内容の憲法改正を約束。しかし、今回の案では、かつて自らが撤廃した大統領の任期制限を復活させて「改革」を装う一方、その条項だけ発効を大統領選後にずらして自らの続投は可能にする奇策に出た。

 ルカシェンコ氏は改正の是非を問う国民投票を来年2月下旬に実施するとしている。国営ベルタ通信は27日、国民に発表された改正案に意見を寄せるよう呼びかけた。

 「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ氏は1994年の就任から2年後の国民投票で大統領任期を延長し、2004年には憲法改正で任期制限そのものを撤廃した。しかし、今年7月、同氏が発足させた憲法委員会は「同じ人物は2期10年を超えて大統領に就けない」と3選禁止を盛り込んだ改憲草案を発表し、さまざまな臆測を呼んでいた。

 27日に発表された改正案は…

この記事は有料会員記事です。残り571文字有料会員になると続きをお読みいただけます。