第4回余命2年宣告、科学者は「サイボーグ」を選んだ 老いの概念が変わる

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瀬川茂子、竹野内崇宏 根本晃、下司佳代子 編集委員・谷津憲郎
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 米製薬大手ファイザーの日本拠点の一つで社長を務める石橋太郎さんは、自宅でスマホを手にとり、メールのチェックを始めた。2020年11月9日夜9時ごろ。時差のある海外からの連絡が増える時間だ。

 届いていたのは、ファイザーの報道発表だった。石橋さんはファイザーR&D合同会社の社長として、国内の臨床試験などを担当してきた。

 発表は、開発中の新型コロナウイルスmRNAワクチンを約4万人に臨床試験した中間解析だった。

 読み進めて、石橋さんは恐怖だけでなく驚きでも鳥肌が立つことを知った。

 新型コロナワクチンは、発生から1年たらずで実用化されました。驚くべきスピードをもたらしたのは、医療技術の発展です。SFのような世界がもう目の前に迫っています。そこに何が待っているのでしょうか?記事後半では、AIと融合し、「サイボーグ」になろうとしているある科学者の姿を伝えます。

 新型コロナ発症を予防する効…

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    長野智子
    (キャスター・ジャーナリスト)
    2022年1月4日10時29分 投稿
    【視点】

    高校生の千田さんが言う「小さい頃は楽しそうだった未来が、勉強するほど重いと分かった。でもアイデアを話していたら、なんとかなる気もしてきました」という言葉がすべての答えのように思う。日本の閉塞感は、戦後の焼け野原を生き抜き、日本を高度成長に導