FC東京廃部の衝撃 「選手が束になって」柳田将洋と清水邦広の提言

木村健一
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 25日にあったバレーボールVリーグ男子のオールスター戦の記者会見では、FC東京の廃部が話題に上った。ファン投票でトップの票を集めた柳田将洋(29)=サントリー=や、北京、東京両オリンピック(五輪)に出場した清水邦広(35)=パナソニック=は強い危機感を感じていた。

 FC東京の活動休止は今月8日に発表された。

 いまはプロとして活動する柳田は「大きな危機感を持ってニュースを受け取った」と言う。「若い子たちが迷わずバレーを選択して、生活できるレベルに持っていきたい。バレーという一つの職業、競技をなくしてはいけない。全員が当事者意識を持つことがないと始まらない」

 清水も「FC東京は今シーズン、おもしろいバレーをしていた。廃部にはショックを隠せない。危機感もある」と語った。

 どうしたら、リーグを活性化できるのか。

 清水は「お手本は、プロ野球やJリーグ、Bリーグ。良いところはまねして、バレーの良さを残す。選手だけが言っても通じない。協会(Vリーグ機構)を通してミーティングしたい」と言う。

 柳田も考えは同じだ。「一個人ではなく、選手が束になって何かを変える。正面から向き合うことが重要。話し合って、協力したい。一歩ずつでいい」

 オールスター戦にはFC東京の選手も出場していた。栗山英之(28)は試合後、「最後のリーグ。悔いのないように戦いたい」と、ファンに向けて言った。木村健一