北の鳥タンチョウ大分に飛来 寒波で南下?専門家「聞いたことない」

貞松慎二郎
[PR]

 国の特別天然記念物タンチョウが大分県宇佐市の海岸に飛来した。元高校教諭で日本野鳥の会会員の折元悟さん(68)が撮影した。国内では主に北海道東部に生息し、大分で確認されるのは極めて珍しいという。

 27日夕、野鳥を観察していたところ、田んぼに1羽が降り立った。その後、潮が引きつつあった海岸へ移動したという。折元さんは「一生出会うことがないと思っていた。1年の最後に、新年のプレゼントをもらったような気分です」と話した。

 タンチョウは、国内最大のツルの越冬地鹿児島県出水市でも飛来記録は少なく、出水市のツル博物館「クレインパークいずみ」によると、出水平野への戦後の飛来記録は3回だけ。原口優子学芸員は「大分県への飛来は聞いたことがない。寒波で韓国から南下してきた可能性もある」と話した。貞松慎二郎