バナナマンの設楽統さん「寝練」してでもコントやる あふれる遊び心

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川野由起
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 連日テレビに登場する人気芸人・バナナマンの設楽統さん(48)。日村勇紀さん(49)とコンビを結成してから20年以上、コントを作り続け、多忙なスケジュールを縫って単独ライブを続けてきた。インタビューから垣間見えるこだわりとは――。

 設楽さんは、コントライブ全体のテーマ設定から台本まで手掛ける。バナナマンのライブはその物語性が特徴だ。「ただのお笑いじゃなくて、ストーリーとして面白いかが軸」と言う。「3人目のバナナマン」とも呼ばれる放送作家のオークラさんと練り上げる。

 懐かしさが感じられるようなコントも作る。たとえば、日村さん演じる妖怪「ヒムどん」が登場するシリーズ。ヒムどんは独りぼっちの子どもだけが見ることができ、設楽さん演じる子ども「おさむ」と仲良く遊ぶ。数年後のライブでは、大人になって家族ができた「おさむ」と「ヒムどん」がお別れをし、観客の中には涙を流す人もいた。

 「やったことがないだろうっていうことをやってみる」という遊び心も満載だ。2人が早着替えをしながら一人二役を演じ、4人の人物がめまぐるしく出てくるドタバタ劇もあれば、時には日村さんが客席から登場する構成もある。

 通底するのは、クリエーティブな世界観へのこだわりだ。高校生の頃、コントと先鋭的な音楽が組み合わさった「スネークマンショー」が好きだった。結成初期からライブの映像や音楽、DVDにはスタイリッシュなデザインを取り込んでいる。

 テレビの仕事が忙しくなってからも、ライブ前は稽古場に集まり、夜遅くまで稽古を続ける。ラジオ番組では、疲れて寝ている間に耳元でセリフを読んでもらって覚える「寝練」など稽古場の様子を、ユーモアをまじえて毎年紹介する。

 「大変なんです、でもやるとやっぱり楽しい。何のためにやってんのかなって思うときもありましたけど。コントがあるから、バナナマンをやっている」

 コントは「自分にすべてを与…

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