瀬戸内海の「アートの島」、異彩放つ町役場は「コピペ」だらけ

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紙谷あかり
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 瀬戸内海に浮かぶ香川県・直島は「アートの島」で知られる。3年に一度行われる瀬戸内国際芸術祭の舞台の一つであり、島の玄関口の宮浦港と直島港では有名建築ユニット「SANAA」設計の「海の駅 なおしま」、「直島港ターミナル」が来訪者を迎える。観光客に人気の地中美術館は安藤忠雄氏設計だ。島内には著名な建築家が関わる建物が多く存在するが、直島町役場もちょっと変わっているらしい。

 高松港からフェリーで50分揺られ、島西部の宮浦港へ。島を横断する形で約2キロ東へ向かうと、様々な形の窓やカーブしたひさし、非対称の屋根を持った建物が現れる。町役場だ。

 役場は、建築家・石井和紘氏(1944~2015)が設計し、1983年に完成した。石井氏は直島小学校を皮切りに、幼稚園、中学校、保育園、海の家など町内の計八つの公共建築の設計に携わった。

 その中で役場は、とにかく有名建築物の「コピペ」でできている。

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 屋根は京都・西本願寺にある…

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